Highfield Gaijinsan’s blog

これは、Highfieldに住む ”あぶなくない” Gaijinさんと’3K’ Wiffyの開拓の記録です。

3度目の春と西庭の北側の開発(小屋の向こう側)

【3度目の春】

Highfieldの3度目の春はミモザの花が連れて来ました。昨年、80㎝ほどの苗木を植えたら、1年でずんずん伸びて、2.5m近くに育ちました。そして、初めての花を咲かせました。

このアカシアミモザ、2月初めには黄色いつぼみをいっぱいつけて、期待感をあおってくれました。でも今年は寒かったせいか、なかなか咲きませんでした。「もしかして、つぼみみたいに見えるけどこれが花なんだろうか、さしてきれいじゃないな」とがっかりしていたところ、3月の頭から咲き始め、3月半ばには満開になりました。花期は長く、1か月くらい花が楽しめました。

ミモザは幹が太くなるまで、とても倒れやすい木です。強い雨風が吹くと、すぐに斜めに傾いて困っていました。支柱をだんだん高く太いものに代えていって、今は写真のように2mのプラスチック支柱2本と木杭1本で支えています。

かわいい黄色の花です。今年は初めての花なので、そのままで楽しみましたが、来年は少し枝を切ってドライフラワーにしてみようと思います。

大階段のふもとに植えた三角ミモザは半月遅れの4月頭に満開になりました。
前庭のマウンドを覆っているグリーンはポピーです。

 

ミモザが終わった5月にはポピーが満開になりました。

前庭の丸い園路を歩くと、風にそよぐたくさんの可愛い花が癒してくれました。

きれいなオレンジ色です。

前庭だけでなく、いたるところに咲いていました。

ポピーの花は儚く、1日で散ってしまいますが、次々と毎日300個くらい咲いたので、5月の庭をいっぱいにしてくれました。

 

大階段の上では、左右にラベンダーが咲きました。ラベンダーの茂みは毎年大きくなっています。

【西庭の小屋の向こう側の開発】

我が家から見て、小屋の向こう側には、ユーフラテスと呼んでいる溝が掘ってあります。雨の日には、小屋の屋根に落ちた雨水が雨どいから落ちて、それを集めてせせらぎになって流れています。

そして、それしかありませんでした。

少しマシに見えるように、ユーフラテスに沿ってコスモスを移植してみたので、秋には可愛い花の茂みが点在していました。でも、それもなんとなく「放置された庭に自然に落ちた種からコスモスが咲いている」というイメージでした。

しかも、ユーフラテスに何本かの支流が自然に出来て来ました。これでは荒廃した土地みたいです。
西庭は、チグリスと呼んでいる溝のある南西側のみ開発済みでした。(チグリスは南庭からの水を集めて流れています。)モミジの園路と呼んでいる、小屋の前のパティオから新築の家の並ぶ新道路に続く園路があります。
3K wiffyは、西庭の残りの土地、小屋の向こう側の北西側の庭の開発に取りかかりました。

 

≪ユーフラテスの流れ≫

3月の始め、まず、ユーフラテスの流れを整えました。

小屋の真裏側のユーフラテスです。

雨を集めて流れるよう、蛇行させています。この方が地上に降った雨を集めやすく、変なところに支流ができにくくなるからです。

≪パティオの造成≫

次に小屋の前のパティオを新道路側にも延長しました。

手前がチグリスの流れ、向こうがユーフラテスの流れです。

サークル部分は西庭のちょうど真ん中あたりになります。

雑草シートを敷いて行きました。前庭の開発の時に購入したザバーン50m巻がまだ20m分くらい残っていたので、それを使いました。雑草シートの押えピン(Uピン)も残っていた分でまかないました。

向こう側にあるのがモミジの園路です。春先は緑がないので、砂利の小径だけが見えます。

作業中の3K wiffyです。地面が平らでしっかり固められていたので、作業はサクサクとはかどりました。

砂利を敷いて出来上がりです。ここは西庭の真ん中なので、何かシンボルツリーが欲しいと思い、いずれレモンかミカンを植える予定でサークルの中に囲いも置きました。

 

≪ユーフラテスの水量調節≫

チグリスの流れは、南庭の芝生から家の脇を通って長い距離を流れて来ます。その間に水も浸透して行きます。西庭にたどり着く頃には、水の勢いも治まり、豪雨の後でも、チグリスの流れが荒れることはありませんでした。

しかしユーフラテスの流れは、小屋の屋根に降る雨が雨どいから直接流れて行く構造なので、少しの雨でもいつも勢いよく流れていました。そのためユーフラテスの流れは荒れて、支流まで出来てくる状態でした。

まず、この雨水の量を調整した方がよいと、3K wiffyは考えました。そして、以下を検討しました。

溝の形は安定しますが、最後、新道路の脇の側溝につなげる点が問題でした。集水桝を設置して、そこに溝の水を集め汚泥を沈殿させ、集水桝に開けた穴から、側溝の脇にも穴を開けてパイプを通し、修水桝のうわずみの水を側溝に流さないといけません。コンクリートの側溝への穴あけは大工事です。DIYでは難しいので断念しました。

  • 暗渠配管を埋める

水はけの悪い庭に対処する近年人気の方法です。しかしこれは庭に水たまりができる場合などにはじわじわ効いて良さそうですが、雨どいの水を直接排水するとなると、一挙に水が流れるので、浸透速度が間に合わなそうです。やはり最後に集水桝が必要になります。するとモルタル案で書いたように、側溝につなげるのが大工事になりますので、諦めました。

  • 浸透桝

浸透桝を2つの雨どいの下に設置し、雨水を浸透させれば、ユーフラテスに流れるのは浸透出来なかった分量だけです。だいぶん水量を抑えられると思いました。我が家の屋根に降った水も、この浸透桝により土中に浸透させています。(こちらは家の新築の際に業者が行った工事です。)

集水桝のDIY用設置動画を見ると、
① 浸透桝(穴の開いたバケツみたいなもの)を埋めるための縦穴60㎝ほど(浸透桝の深さ50㎝の場合)を掘ります。
② 底に10㎝厚くらいの砂利を敷き、浸透しやすくさせます。
③ 浸透桝を置き、周りも砂利で埋め、浸透しやすくさせます。
④ 浸透桝の中に、落ち葉などを集める網を敷きます。これで、中の掃除がしやすくなります。
⑤ 雨どいからL字型のパイプを使って、水を浸透桝に引き込みます。
という手順で設置するようです。穴掘りは大変ですが、難しくはなさそうでした。

しかも、ネットで見ると浸透桝の設置には自治体の補助金が出ると書いてあります。ゲリラ豪雨などの際、側溝に集まった水が一挙に川に流れこみ、川が氾濫するのを避けるために、雨どいの水を土中に浸透させて、川に流れる水の量を減らせれば、災害対策になるからです。
さっそく3K wiffyはC市の担当課に問い合わせました。しかしその結果、浸透桝の設置の補助金はDIY工事の場合は出ず、所定の業者(C市に浸透桝工事業者として登録のある業者)に工事を依頼しないといけないことがわかりました。これは、一般の家屋の雨どいを想定しているためで、すると雨水の量が多いので、ちゃんとした工事でないと浸透桝の効果が得られないためのようです。(50cmくらいの浸透桝でも、穴は1m以上掘って、浸透のため大量の砂利を敷くようです。)しかも、所定の業者に依頼した場合、工事費何十万と高額になるけれども、桝の口径により補助額は決まっていて、最小の場合で口径150ミリで11,000円~最大の場合でも口径350ミリ以上で26,000円までしか補助されないということもわかりました。小屋の雨どいには過ぎた工事です。

浸透桝は高いものではなく、砂利も安いので、3K wiffyは実はMノタロウで1桝購入していました。DIY用動画でみた工事をすることも考えましたが、雨水を浸透させるよりも、それを園芸用水として利用した方が得ではないかと考えが変わって来ました。

  •  雨水タンク

雨水タンクに雨どいの水を集めれば、ユーフラテスに流れる雨水を減らすことが出来ます。しかも、溜まった水を園芸用水として使用できます。

また、雨水タンクの設置にも自治体の補助金が出ます。C市の担当者に確認したら、雨水タンクの設置工事であれば、DIYでも補助対象で、工事後でも領収書で申請できることがわかりました。C市の場合、補助額はタンクのサイズで2段階に分かれていて、200リットル以下で実費~18,000円以内、200リットル以上で実費~25,000円以内でした。

3K wiffyは、既に北西庭には芝を植えることを考えていたので、水やりに雨水が使えれば、一石二鳥と考え、雨水タンクを設置することにしました。

 

≪雨水タンクの設置≫

雨水タンクはプラスチック製なので、太陽光による劣化を抑えるため、小屋の裏側(=北側)の土地、小屋とユーフラテスの流れとの間に置くことにしました。

タンク置く場所を整えます。土地をならして、レンガで囲いました。

中に雑草シートを敷きました。このシートやUピンも前庭開発の時の残りで出来ました。

砂利を敷きました。また、雨水タンクの蛇口の位置は低いので、下にブロックを置いて嵩上げします。こうしないと、じょうろに水を汲むことが出来ません。
雨水タンクの蛇口の位置が低いのは、高低差により水圧を上げ、ホースでも散水できるようにするためと、時々中の掃除をするためです。蛇口と一体になっているキャップを外し、中の水をそこから全部出してきれいにし、ボウフラなどが発生するのを防ぐのです。

タンクは水が入っていなければ軽いので、運ぶのも楽でした。位置を決めたら、次は雨どいとの接続です。

タンクの給水口の平行線から7~10cm上の位置を3.5cm切ってつなげます。切るべき場所にテープで印を付けました。

100均で、引き切りタイプのノコを買って来て切りました。雨どいはログハウスの角にあるため、ノコを引くのに奥行きがないので、普通のノコ(押し切りタイプ)では切れなかったからです。

付属ジョイントを取り付け、ホースをつなぎ、金具で留めました。設置完了です。タンクが満水になると、雨水はあふれずに雨どいの下方に排水され、ユーフラテスに流れて行きます。

このタンク(185リットル)はKインズで17,580円(税・配送料込)でした。200リットル以下のタンクの補助金の額は18,000円以内ですので、実費の額の端数を切り捨てて丸めた17,000円が支払われることになりました。^_^v
補助金申請書の他、領収書、設置見取り図、設置写真などが必要書類です。なお、土台のブロックや砂利やレンガ等も購入しましたが、これらの代金は補助の対象となりません。

設置結果
設置した翌日には雨が降り、ちゃんと水が溜まっているのを確認した時は嬉しかったです。ユーフラテスに流れる雨水の量は確かに減りました。ただ、小屋の雨どい2本の内、もう片方のつながっていない方からはこれまでのように水が流れるので、半分になった感じです。この残りの雨どいには、既に購入済みの浸透桝を将来DIYで設置することを考えています。

これで、芝生を敷いても雨水を使って水やり出来ます。エコでよいです。

 

≪コンクリートの平板を使った駐車場≫

この北西側の庭、ユーフラテスの支流の発生を防ぎ、草抜きからも解放されるため、芝生を敷くことにしました。Gaijinsanも芝生は好きなので大賛成です。しかし、ただ全部芝生にしてしまうと、上を歩く以外使い道がなくなります。せっかく広い新道路に面しているのに、それではあまりにもったいない気がしました。
新道路は6m道路なので、こちらにも駐車場を作れば、狭い道路に面した南庭の駐車場(車はまだない^_^;)より、車の出し入れはよほど楽そうです。何か安価で出来、且つ美しい、いいデザインはないか考えた末、3K wiffyは、コンクリートの平板を使って、駐車場としても使えるステップを設置することにしました。

紐と割り箸を使って、平板を置く位置を決めます。車の出し入れがし易いように、隣家のブロック塀からは1m開け、タイヤが乗る平板の幅が60cm、車は小型車を想定しているので、平板と平板の間は80cm開けました。これらの寸法は、ネットで調べて、駐車場を作る時の業者の図面を参考にしました。
平板を置く地面は、水平器を使ってきれいにならしました。これがいい加減だと、車が入った時に、平板が割れるからです。水はけのため、道路に向かって少し勾配もつけています。

平板の下になる地面には、水はけのよい砂を敷きました。

平板は2列8枚づつ設置します。平板と平板の間は10cm開けます。1枚20㎏の平板をGaijinsan と3K wiffyの二人で運びました。重いので、スムーズに作業できるように、紐と割り箸で、平板の奥行き30cmと隙間の10cmの寸法サンプルを作って、1つ置いたら位置を次に移動させて次の平板を置く、というやり方で置いて行きました。おかげで短時間できれいに置くことが出来ました。

(30cm+10cm)×8枚ですので、車の乗る部分は3m20cmあることになります。これは車の全長でなく、車止めまでの長さとなるので、小型車であれば大丈夫でしょう。

最初は「芝だけでいい」と主張していたGaijinsanも、これを見て「いいじゃないか」と言ってくれました。反対したのは、話だけ聞いてもイメージがわかなかったからのようです。

 

≪芝を敷きます≫

芝を置く場所の土地の改良をしています。7cmくらいの深さまで耕して、前庭のマウンドの栄養豊富な土を混ぜてフカフカにします。マウンドの土は1部崩れて来ていて、丸い園路にあふれ出していたので、土の量を減らす必要がありました。芝の土壌作りに使えれば、一石二鳥です。

GaijinsanがHighfieldのバルコニーから撮った写真です。3K wiffyがんばっています。

土がフカフカなのがよくわかります。1平米に手押し車軽く1杯分を混ぜています。おかげでマウンドの土は大分減りました。20平米分の芝を敷いたので、手押し車20杯分です。

敷き終わりました。

水はけのため、奥から手前の道路に向かって傾斜がつけてあるのがわかるでしょうか?

芝に1部ふさがれていない部分があるのは、そこにガスと水道の栓がのぞいているからです。100均で人工芝を買って蓋をする予定です。

芝の広がり感がいいです。

 

≪パレットで橋を作りました≫

レンガや砂利などの資材を運んでもらうと、Kインズはユニック車のクレーンを使ってパレットごとおろし、パレットは置いていきます。そのパレットを使って、小屋前のパティオとモミジの園路にかけ橋を作りました。

パレットの幅を少し縮めて、園路の幅に合わせ、白く塗りました。歩きやすくなりましたし、うまく収まっています。

ポピーが満開の頃、芝を敷き終わりました。

 

【北西庭の造成にかかった費用】

  • 延長パティオの造成

 ・雑草シート(ザバーン 125BB 100㎝幅×50m) 12,800円 の10m分→2,560円 

 ・砂利(10㎏×20袋) 378円×20=7,560円

 ・縁ブロック(ベルギー製 yellow  50個) 90円×50=4,500円

 ・縁ブロック(ベルギー製 red       20個) 90円×20=1,800円

 ・スタキング イエローアール (4個) 3,000円

 ・木製フェンス(6個) 980円×6=5,880円

 ・配送費 3,000円

  計 28,300円

  • 雨水タンクの設置

 ・雑草シート(ザバーン 125BB 100㎝幅×50m) 12,800円 の3m分→768円

 ・砂利(10㎏×4袋) 398円×4=1,592円

 ・縁ブロック(ベルギー製 yellow  10個) 98円×10=980円

 ・重量ブロック (4個) 115円×4=460円

 ・雨水タンク (185L) 13,800円

 ・雨どいパーツ (1個) 780円

 ・配送料 3,000円

 ・C市より補助金 ー17,000円

  計 4,380円

 ・コンクリート平板 (16個) 980円×16=15,680円

 ・水はけのよい砂(20㎏×4袋) 398円×4=1,592円

  計 17,272円

  • 芝貼り・パレットの橋

 ・芝生(姫高麗芝 20㎡) 1,075円×20=21,500円 (S忠ホームズ)

 ・配送料 5,775円

 ・パレット塗装用ペンキ代 (2個) 110円×2=220円

 ・ソーラーガーデンライト 220円×2=440円

  計 27,935円

 合計 77,887円  

 ※大階段から小屋までの園路10mの費用30,261円、
  西庭のモミジの園路10mの費用25,716円、
  前庭開発の費用47,583円、と合わせると、
  Gaijinsanの土地の造成費用181,447円となります。