4度目の春と1年を振り返って
春の庭
Highfieldの4度目の春も、昨年同様ミモザの花で始まりました。
My trusty yellow flowerです。
昨年はひょろんとした木でしたが、大きくこんもり育ちました。
上の写真は昨年の様子です。1年でこんなに違います。
アップにした様子です。たわわに咲きました。
まず、この南庭のミモザアカシアが咲いて、その後大階段の脇に植えた三角ミモザが咲きます。
こちらも昨年はまばらな枝ぶりだったのが立派になりました。
上の写真が昨年の様子です。下が今年の様子です。
そうするうちに、桜も咲きました。
いつもの年と変わらないように見えますが、今年、この日露戦争の忠霊塔碑の土手には、写真の2本の桜しかありませんでした。
【桜の木が2本になった理由】
この土手の前に住む方が、この土地を管理しているC市に桜の被害を訴えて、他の桜の木を切ってもらったからです。なんでも桜にムクドリが巣を作って、新車にフンを落とすから、というのが本当の理由のようですが、それを訴えても対応はしてもらえないので「落ち葉が雨どいに詰まって流れなくなって、家に被害が出たらC市が弁償してくれるのか」と言って、何度もクレームを言って来るので、かわいそうにも桜の木は切られることになったそうです。桜の木は、彼らが家を建て直す前からずっとそこに咲いていたのですが。家や車が古い時は気にもとめていなかったのに、家や車が新しくなると、鳥のフン害や落ち葉が気になって、桜が邪魔になったようです。
切られる前の桜の木々の状態です。桜の向こうに見えるのは杉です。この木は図抜けて高く、ずっと離れた自動車道からでも見える、一種のランドマーク的な木です。
3K wiffyは、他の近隣の方とも協力して、C市の管財課の担当者が現場を見に来た時に、
- 昨年、そのムクドリの被害のために、桜の木の枝を剪定した。その後は、ムクドリの姿は見ていない。現在、フン害を起こしているのはカラスで、カラスは桜でなく、その隣の背の高い杉の木に巣を作っている。そちらを何とかしなくてはいけないのではないか。
- 桜を切ると、背の高い杉だけが残って、雷のターゲットになりはしないか。
- 落ち葉の被害は、桜ではなく、その隣の杉の松葉や、忠霊塔の隣の敷地にある小学校のイチョウの木によるものがほとんどである
- 被害を被っていると思う人は連絡してくるが、桜の花を愛でていた人たちは、それについて「いいですね」と言ってくることはない。ネガティブな意見にだけ対応するのが行政なのか
と話して、桜の木の伐採を止めようとしました。しかし、C市の担当者は、
- について:杉の木は大きくなり過ぎて、クレーン車を入れないと剪定も伐採も出来ないが、この道路幅では、そんな大きな車は入らないので、どうにもできない
- について:小学校のイチョウの木は残っているので、杉だけが一本残るというわけではない
- について:小学校の木は管理の管轄が違うので、対応できない
- について:この桜の伐採については、町内会長に連絡して了解をもらっている。また、近いうちにこの伐採については、回覧板で知らせることになっている。
と返答してきました。被害の実際の原因とその対応として桜の木を切るということは全然かみ合っていませんが、C市側はとにかくクレームの要求をのんで、手早く出来ることだけやってしまおうという態度を崩しませんでした。その点を突くと、とにかく、桜の土手の前に住む方のクレームがしつこいので、いつまでも煩わされたくないから、桜の木を切ってしまいたいというのが、本音だと言っていました。
情けないことに、これがC市の行政、私たちの市税の使い道です。
C市の担当といろいろ話した結果、桜の木の内、左側(道路側)の2本は残す、他の木は伐採する、となりました。右側(土手の前の家側)の桜の木は、植えられている間隔が狭いので、確かに少なくとも間引く必要はありそうでした。「密生してひょろっとなっている桜の木のみ切っては?」とも提案しましたが、その選択は園芸業者でも難しいので、結局道路側の2本のみ残すことで手を打たざるをえませんでした。
伐採している様子です。Gaijinsanと3K wiffyにとって悲しい日でした。
・・・
4月の終わりから5月の始めには、ポピーが満開になります。今年も大量に咲きました。
5月半ば、ポピーの花が終わった時、片付けるため束を作っていったら、30束以上になりました。C市の木の枝・刈り草・葉の資源収集の日に出しました。
春の造成
【芝のマウンドの土台】
春先には、芝のマウンドの下部にブロックを追加しました。
マウンドの芝が、下の写真ように園路にまで伸びていたからです。
マウンドの先っぽの土台は大谷石ですが、大谷石は高いので、それに似せた重量感のあるブロックをつないで作りました。
【西庭のモミジの園路の増幅】
モミジの園路は、少し先すぼまりの形になっていたので、増幅することにしました。広げた方が、草抜きの面積も縮まります。
上は増幅前の写真です。この園路の設置時に買った雑草シートは10mで、その10mしかなかったザバーンを、積み木のように向きや形を工夫してギリギリに使って形を作ったので、細い、くの字型の園路で、なんとなく面白みはありませんでした。
増幅作業中です。モミジに似合う日本庭園の園路っぽく、凹凸を工夫しています。セダムの築山も増幅のために移動しないで、逆にその丸みを利用して形を作っています。
すぼまっていた新道路側の入口を広げて、よりウェルカムな雰囲気にしました。
園路の形が決まって、増幅部分には、雑草シートのザバーンを重ね代をしっかり取って敷き、Uピンを留め直したところです。この増幅部分のザバーンは前庭の造成の際に購入したシートの余りなので、費用はかかっていません。
砂利を敷き終わったところです。余っていたミックス砂利の袋の中身も追加しました。
遊びのある形の、たっぷりとした園路が出来上がりました。
新緑のモミジのアーチの下をくぐって歩くのが、とても楽しいです。
冬の庭
冬のHighfieldからは、富士山がよく見えます。
冬の間に屋根の修理と塗装をし、外壁も高圧洗浄かけました。Highfieldも築15年なので、メンテが必要な時期だったのです。
ビフォアです。棟板の端に少しメクレがあります。
アンテナの下は、カラスのフンで汚れていました。
雨どいは、忠霊塔の杉の木から落ちてくる松葉や、カラスが持ってきた木の実の殻などでいっぱいで、外壁にもしっかりコケがはえていました。
棟板を修理し、塗り直した屋根です。
雨どいには落ち葉除けのメッシュをかけました。コケで緑になっていた外壁も洗浄できれいになりました。
秋の庭
秋はコスモスと菊に彩られて、庭がもっともカラフルになる時です。
夏の庭
初夏には、毎年ユリが咲きます。3K wiffyの妹が10年以上前にくれた球根ですが、毎年欠かさず咲いてくれます。
夏のHighfieldは、ユーフォルビアのハツユキソウと紫蘇のコラボで、涼し気な白と緑の色合いで彩られていました。
前庭の中心のマウンドはセダムで覆いました。いろんなところに生えてくるセダムを見つけてはせっせと移植して、少しづつ面積を増やしていったのです。
西庭もユーフォルビアが園路の脇に涼しい影を落としていました。
西庭の芝もしっかりついて、夏にはきれいなグリーンになっていました。3K wiffyが、雨水タンクからせっせと水やりをしたのが実を結びました。
また、南庭にも芝のきれいなグリーンが広がっていました。
しかし、ミモザはこの写真の後、8月14日、台風よる強風で倒れたのです。
ショックでした。>_< 悲しいことにこの時Gaijinsanは帰省していてHighfieldにはいなかったので、3K wiffyはウンウンいいながらひっぱったり押したりしてミモザを持ち上げました。
立て直したミモザを、一旦ビニール紐でフェンスに結んで支えました。
どの方向から風が吹いても耐えられるように、至る方向から紐を結びました。
その後、1mほどしかなかった支柱を2.5mの支柱に変え、それを70cmくらい土中に埋めて、幹に結び、しっかりとした支えを施しました。下の写真が支柱です。
ミモザは、幹が太くなるまで、こうした強風による転倒の問題があります。すごく早く成長するので、まだ十分に張っていない根が地上部分を支えられないのだと思います。
この春に大きく満開の花を咲かせてくれた時は、倒れた夏にあきらめず、がんばって立て直してよかったと思いました。^_^v
3度目の春と西庭の北側の開発(小屋の向こう側)
【3度目の春】
Highfieldの3度目の春はミモザの花が連れて来ました。昨年、80㎝ほどの苗木を植えたら、1年でずんずん伸びて、2.5m近くに育ちました。そして、初めての花を咲かせました。
このアカシアミモザ、2月初めには黄色いつぼみをいっぱいつけて、期待感をあおってくれました。でも今年は寒かったせいか、なかなか咲きませんでした。「もしかして、つぼみみたいに見えるけどこれが花なんだろうか、さしてきれいじゃないな」とがっかりしていたところ、3月の頭から咲き始め、3月半ばには満開になりました。花期は長く、1か月くらい花が楽しめました。
ミモザは幹が太くなるまで、とても倒れやすい木です。強い雨風が吹くと、すぐに斜めに傾いて困っていました。支柱をだんだん高く太いものに代えていって、今は写真のように2mのプラスチック支柱2本と木杭1本で支えています。
かわいい黄色の花です。今年は初めての花なので、そのままで楽しみましたが、来年は少し枝を切ってドライフラワーにしてみようと思います。
大階段のふもとに植えた三角ミモザは半月遅れの4月頭に満開になりました。
前庭のマウンドを覆っているグリーンはポピーです。
ミモザが終わった5月にはポピーが満開になりました。
前庭の丸い園路を歩くと、風にそよぐたくさんの可愛い花が癒してくれました。
きれいなオレンジ色です。
前庭だけでなく、いたるところに咲いていました。
ポピーの花は儚く、1日で散ってしまいますが、次々と毎日300個くらい咲いたので、5月の庭をいっぱいにしてくれました。
大階段の上では、左右にラベンダーが咲きました。ラベンダーの茂みは毎年大きくなっています。
【西庭の小屋の向こう側の開発】
我が家から見て、小屋の向こう側には、ユーフラテスと呼んでいる溝が掘ってあります。雨の日には、小屋の屋根に落ちた雨水が雨どいから落ちて、それを集めてせせらぎになって流れています。
そして、それしかありませんでした。
少しマシに見えるように、ユーフラテスに沿ってコスモスを移植してみたので、秋には可愛い花の茂みが点在していました。でも、それもなんとなく「放置された庭に自然に落ちた種からコスモスが咲いている」というイメージでした。
しかも、ユーフラテスに何本かの支流が自然に出来て来ました。これでは荒廃した土地みたいです。
西庭は、チグリスと呼んでいる溝のある南西側のみ開発済みでした。(チグリスは南庭からの水を集めて流れています。)モミジの園路と呼んでいる、小屋の前のパティオから新築の家の並ぶ新道路に続く園路があります。
3K wiffyは、西庭の残りの土地、小屋の向こう側の北西側の庭の開発に取りかかりました。
≪ユーフラテスの流れ≫
3月の始め、まず、ユーフラテスの流れを整えました。
小屋の真裏側のユーフラテスです。
雨を集めて流れるよう、蛇行させています。この方が地上に降った雨を集めやすく、変なところに支流ができにくくなるからです。
≪パティオの造成≫
次に小屋の前のパティオを新道路側にも延長しました。
手前がチグリスの流れ、向こうがユーフラテスの流れです。
サークル部分は西庭のちょうど真ん中あたりになります。
雑草シートを敷いて行きました。前庭の開発の時に購入したザバーン50m巻がまだ20m分くらい残っていたので、それを使いました。雑草シートの押えピン(Uピン)も残っていた分でまかないました。
向こう側にあるのがモミジの園路です。春先は緑がないので、砂利の小径だけが見えます。
作業中の3K wiffyです。地面が平らでしっかり固められていたので、作業はサクサクとはかどりました。
砂利を敷いて出来上がりです。ここは西庭の真ん中なので、何かシンボルツリーが欲しいと思い、いずれレモンかミカンを植える予定でサークルの中に囲いも置きました。
≪ユーフラテスの水量調節≫
チグリスの流れは、南庭の芝生から家の脇を通って長い距離を流れて来ます。その間に水も浸透して行きます。西庭にたどり着く頃には、水の勢いも治まり、豪雨の後でも、チグリスの流れが荒れることはありませんでした。
しかしユーフラテスの流れは、小屋の屋根に降る雨が雨どいから直接流れて行く構造なので、少しの雨でもいつも勢いよく流れていました。そのためユーフラテスの流れは荒れて、支流まで出来てくる状態でした。
まず、この雨水の量を調整した方がよいと、3K wiffyは考えました。そして、以下を検討しました。
- ユーフラテスの流れをモルタルで固める
溝の形は安定しますが、最後、新道路の脇の側溝につなげる点が問題でした。集水桝を設置して、そこに溝の水を集め汚泥を沈殿させ、集水桝に開けた穴から、側溝の脇にも穴を開けてパイプを通し、修水桝のうわずみの水を側溝に流さないといけません。コンクリートの側溝への穴あけは大工事です。DIYでは難しいので断念しました。
- 暗渠配管を埋める
水はけの悪い庭に対処する近年人気の方法です。しかしこれは庭に水たまりができる場合などにはじわじわ効いて良さそうですが、雨どいの水を直接排水するとなると、一挙に水が流れるので、浸透速度が間に合わなそうです。やはり最後に集水桝が必要になります。するとモルタル案で書いたように、側溝につなげるのが大工事になりますので、諦めました。
- 浸透桝
浸透桝を2つの雨どいの下に設置し、雨水を浸透させれば、ユーフラテスに流れるのは浸透出来なかった分量だけです。だいぶん水量を抑えられると思いました。我が家の屋根に降った水も、この浸透桝により土中に浸透させています。(こちらは家の新築の際に業者が行った工事です。)
集水桝のDIY用設置動画を見ると、
① 浸透桝(穴の開いたバケツみたいなもの)を埋めるための縦穴60㎝ほど(浸透桝の深さ50㎝の場合)を掘ります。
② 底に10㎝厚くらいの砂利を敷き、浸透しやすくさせます。
③ 浸透桝を置き、周りも砂利で埋め、浸透しやすくさせます。
④ 浸透桝の中に、落ち葉などを集める網を敷きます。これで、中の掃除がしやすくなります。
⑤ 雨どいからL字型のパイプを使って、水を浸透桝に引き込みます。
という手順で設置するようです。穴掘りは大変ですが、難しくはなさそうでした。
しかも、ネットで見ると浸透桝の設置には自治体の補助金が出ると書いてあります。ゲリラ豪雨などの際、側溝に集まった水が一挙に川に流れこみ、川が氾濫するのを避けるために、雨どいの水を土中に浸透させて、川に流れる水の量を減らせれば、災害対策になるからです。
さっそく3K wiffyはC市の担当課に問い合わせました。しかしその結果、浸透桝の設置の補助金はDIY工事の場合は出ず、所定の業者(C市に浸透桝工事業者として登録のある業者)に工事を依頼しないといけないことがわかりました。これは、一般の家屋の雨どいを想定しているためで、すると雨水の量が多いので、ちゃんとした工事でないと浸透桝の効果が得られないためのようです。(50cmくらいの浸透桝でも、穴は1m以上掘って、浸透のため大量の砂利を敷くようです。)しかも、所定の業者に依頼した場合、工事費何十万と高額になるけれども、桝の口径により補助額は決まっていて、最小の場合で口径150ミリで11,000円~最大の場合でも口径350ミリ以上で26,000円までしか補助されないということもわかりました。小屋の雨どいには過ぎた工事です。
浸透桝は高いものではなく、砂利も安いので、3K wiffyは実はMノタロウで1桝購入していました。DIY用動画でみた工事をすることも考えましたが、雨水を浸透させるよりも、それを園芸用水として利用した方が得ではないかと考えが変わって来ました。
- 雨水タンク
雨水タンクに雨どいの水を集めれば、ユーフラテスに流れる雨水を減らすことが出来ます。しかも、溜まった水を園芸用水として使用できます。
また、雨水タンクの設置にも自治体の補助金が出ます。C市の担当者に確認したら、雨水タンクの設置工事であれば、DIYでも補助対象で、工事後でも領収書で申請できることがわかりました。C市の場合、補助額はタンクのサイズで2段階に分かれていて、200リットル以下で実費~18,000円以内、200リットル以上で実費~25,000円以内でした。
3K wiffyは、既に北西庭には芝を植えることを考えていたので、水やりに雨水が使えれば、一石二鳥と考え、雨水タンクを設置することにしました。
≪雨水タンクの設置≫
雨水タンクはプラスチック製なので、太陽光による劣化を抑えるため、小屋の裏側(=北側)の土地、小屋とユーフラテスの流れとの間に置くことにしました。
タンク置く場所を整えます。土地をならして、レンガで囲いました。
中に雑草シートを敷きました。このシートやUピンも前庭開発の時の残りで出来ました。
砂利を敷きました。また、雨水タンクの蛇口の位置は低いので、下にブロックを置いて嵩上げします。こうしないと、じょうろに水を汲むことが出来ません。
雨水タンクの蛇口の位置が低いのは、高低差により水圧を上げ、ホースでも散水できるようにするためと、時々中の掃除をするためです。蛇口と一体になっているキャップを外し、中の水をそこから全部出してきれいにし、ボウフラなどが発生するのを防ぐのです。
タンクは水が入っていなければ軽いので、運ぶのも楽でした。位置を決めたら、次は雨どいとの接続です。
タンクの給水口の平行線から7~10cm上の位置を3.5cm切ってつなげます。切るべき場所にテープで印を付けました。
100均で、引き切りタイプのノコを買って来て切りました。雨どいはログハウスの角にあるため、ノコを引くのに奥行きがないので、普通のノコ(押し切りタイプ)では切れなかったからです。
付属ジョイントを取り付け、ホースをつなぎ、金具で留めました。設置完了です。タンクが満水になると、雨水はあふれずに雨どいの下方に排水され、ユーフラテスに流れて行きます。
このタンク(185リットル)はKインズで17,580円(税・配送料込)でした。200リットル以下のタンクの補助金の額は18,000円以内ですので、実費の額の端数を切り捨てて丸めた17,000円が支払われることになりました。^_^v
補助金申請書の他、領収書、設置見取り図、設置写真などが必要書類です。なお、土台のブロックや砂利やレンガ等も購入しましたが、これらの代金は補助の対象となりません。
設置結果
設置した翌日には雨が降り、ちゃんと水が溜まっているのを確認した時は嬉しかったです。ユーフラテスに流れる雨水の量は確かに減りました。ただ、小屋の雨どい2本の内、もう片方のつながっていない方からはこれまでのように水が流れるので、半分になった感じです。この残りの雨どいには、既に購入済みの浸透桝を将来DIYで設置することを考えています。
これで、芝生を敷いても雨水を使って水やり出来ます。エコでよいです。
≪コンクリートの平板を使った駐車場≫
この北西側の庭、ユーフラテスの支流の発生を防ぎ、草抜きからも解放されるため、芝生を敷くことにしました。Gaijinsanも芝生は好きなので大賛成です。しかし、ただ全部芝生にしてしまうと、上を歩く以外使い道がなくなります。せっかく広い新道路に面しているのに、それではあまりにもったいない気がしました。
新道路は6m道路なので、こちらにも駐車場を作れば、狭い道路に面した南庭の駐車場(車はまだない^_^;)より、車の出し入れはよほど楽そうです。何か安価で出来、且つ美しい、いいデザインはないか考えた末、3K wiffyは、コンクリートの平板を使って、駐車場としても使えるステップを設置することにしました。
紐と割り箸を使って、平板を置く位置を決めます。車の出し入れがし易いように、隣家のブロック塀からは1m開け、タイヤが乗る平板の幅が60cm、車は小型車を想定しているので、平板と平板の間は80cm開けました。これらの寸法は、ネットで調べて、駐車場を作る時の業者の図面を参考にしました。
平板を置く地面は、水平器を使ってきれいにならしました。これがいい加減だと、車が入った時に、平板が割れるからです。水はけのため、道路に向かって少し勾配もつけています。
平板の下になる地面には、水はけのよい砂を敷きました。
平板は2列8枚づつ設置します。平板と平板の間は10cm開けます。1枚20㎏の平板をGaijinsan と3K wiffyの二人で運びました。重いので、スムーズに作業できるように、紐と割り箸で、平板の奥行き30cmと隙間の10cmの寸法サンプルを作って、1つ置いたら位置を次に移動させて次の平板を置く、というやり方で置いて行きました。おかげで短時間できれいに置くことが出来ました。
(30cm+10cm)×8枚ですので、車の乗る部分は3m20cmあることになります。これは車の全長でなく、車止めまでの長さとなるので、小型車であれば大丈夫でしょう。
最初は「芝だけでいい」と主張していたGaijinsanも、これを見て「いいじゃないか」と言ってくれました。反対したのは、話だけ聞いてもイメージがわかなかったからのようです。
≪芝を敷きます≫
芝を置く場所の土地の改良をしています。7cmくらいの深さまで耕して、前庭のマウンドの栄養豊富な土を混ぜてフカフカにします。マウンドの土は1部崩れて来ていて、丸い園路にあふれ出していたので、土の量を減らす必要がありました。芝の土壌作りに使えれば、一石二鳥です。
GaijinsanがHighfieldのバルコニーから撮った写真です。3K wiffyがんばっています。
土がフカフカなのがよくわかります。1平米に手押し車軽く1杯分を混ぜています。おかげでマウンドの土は大分減りました。20平米分の芝を敷いたので、手押し車20杯分です。
敷き終わりました。
水はけのため、奥から手前の道路に向かって傾斜がつけてあるのがわかるでしょうか?
芝に1部ふさがれていない部分があるのは、そこにガスと水道の栓がのぞいているからです。100均で人工芝を買って蓋をする予定です。
芝の広がり感がいいです。
≪パレットで橋を作りました≫
レンガや砂利などの資材を運んでもらうと、Kインズはユニック車のクレーンを使ってパレットごとおろし、パレットは置いていきます。そのパレットを使って、小屋前のパティオとモミジの園路にかけ橋を作りました。
パレットの幅を少し縮めて、園路の幅に合わせ、白く塗りました。歩きやすくなりましたし、うまく収まっています。
ポピーが満開の頃、芝を敷き終わりました。
【北西庭の造成にかかった費用】
- 延長パティオの造成
・雑草シート(ザバーン 125BB 100㎝幅×50m) 12,800円 の10m分→2,560円
・砂利(10㎏×20袋) 378円×20=7,560円
・縁ブロック(ベルギー製 yellow 50個) 90円×50=4,500円
・縁ブロック(ベルギー製 red 20個) 90円×20=1,800円
・スタキング イエローアール (4個) 3,000円
・木製フェンス(6個) 980円×6=5,880円
・配送費 3,000円
計 28,300円
- 雨水タンクの設置
・雑草シート(ザバーン 125BB 100㎝幅×50m) 12,800円 の3m分→768円
・砂利(10㎏×4袋) 398円×4=1,592円
・縁ブロック(ベルギー製 yellow 10個) 98円×10=980円
・重量ブロック (4個) 115円×4=460円
・雨水タンク (185L) 13,800円
・雨どいパーツ (1個) 780円
・配送料 3,000円
・C市より補助金 ー17,000円
計 4,380円
- コンクリートの平板を使った駐車場
・コンクリート平板 (16個) 980円×16=15,680円
・水はけのよい砂(20㎏×4袋) 398円×4=1,592円
計 17,272円
- 芝貼り・パレットの橋
・芝生(姫高麗芝 20㎡) 1,075円×20=21,500円 (S忠ホームズ)
・配送料 5,775円
・パレット塗装用ペンキ代 (2個) 110円×2=220円
・ソーラーガーデンライト 220円×2=440円
計 27,935円
合計 77,887円
※大階段から小屋までの園路10mの費用30,261円、
西庭のモミジの園路10mの費用25,716円、
前庭開発の費用47,583円、と合わせると、
Gaijinsanの土地の造成費用181,447円となります。
前庭(メインガーデン)の開発
【Before】
《前庭は、何もしなくても毎年3月になると菜の花が自生して、なごみました。》
この菜の花が咲いている、玄関の前から大階段を下りた右側は、Highfieldの前庭、メインガーデンです。ここは畑にしようかと当初考えていました。しかし、そのやり方が決まらず、開発が始まって以来2年間、ほぼ手つかずのままになっていました。以前、この土地をアロットメントとして畑を作っていたご近所の方に貸すことも考えましたが、その場合、自由に作っていただく形にした方がいいだろうと思えたので、少し躊躇がありました。自分たちも加わっての畑作りであれば、大丈夫と思いましたが、すると今度は相手の方に不自由で、面白くないであろうと思われました。
それにそのご近所の方ですが、Highfieldのある丘から一本道をはさんで南側に位置する、小弓城跡のある丘に、すでに広い畑を借りられていました。小弓城跡地は、広く開けた気持ちの良い丘で、多くの方々がアロットメントを持ち、畑を作っています。私たちのお気に入りの散歩道でもあり、散歩の途中で、彼が立派に畑を作っているのを拝見し、会話も交わし、おいしいジャガイモなどもいただきました。小弓城跡はHighfieldから500メートルほど離れているだけですが、畑作道具を運ぶのには、車で行く必要があります。それでも、そこで借主として自由に畑作されているご様子は、自信に満ちて、とても幸せそうでした。不自由な我が家の前庭よりずっとよさそうです。
《小弓城跡のふもとにある畑です。まさに里山です。奥の古民家までの道を初めて見たときは、どきっとするほどのなつかしさを感じました。》
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となると、我が家のメインガーデンである前庭は、他の人の力を借りて耕作するのでなく、3K Wiffyの手におえる形のガーデンに作りあげる必要が出てきました。しかしそこは最後の未踏地帯と言っても過言ではない場所でした。春だけは、上の写真のように菜の花が咲いたり、下の写真のようにポピーやカタバミが咲いて可愛いですが、夏は、ただただ延々草抜きをする場所、秋や冬は、何もない場所でした。
【Before】
これは2020年春の前庭の様子です。黄色いカタバミの中にポピーが咲いていました。
これは2021年春の前庭の様子です。ポピーがカタバミを駆逐してはびこっていました。
春が終わると、以下のように何もないところに、良い土を取りよけておいたマウンドがあるだけになっていました。
この良い土は、芝を植えたり、畑をしたりするために、わざわざ取りよけたものですが、芝はこれ以上植える予定はなく、畑にもしないことになったので、逆に邪魔になってきました。これがあると自由に庭のデザインが出来ません。
《庭のデザイン》
が、ある日、ネットでアイデアを探していた3K Wiffyは以下のようなフランス式のポタジェ(キッチンガーデン)のデザインを2つ見つけ、大いに気に入り、更に天啓を受けたように、いいことも思いつきました。
円の真ん中の部分にマウンドを持ってくることです。
このデザインを前庭の寸法に当てはめて、マウンドの大きさを計算すると、最大でも直径3mくらいまでにおさめないと、バランスが悪くなってしまうことがわかりました。その時点で、マウンドの直径は4m以上ありました。土を減らすにはどうしたらよいか、考えた末、少しどこかに移動させることにしました。
【移動先1:小屋の裏】
小屋と隣家に挟まれた小屋の裏側は、日光の当たる時間が短い場所になっていて、どう庭を作っていくか困っていた場所でした。半日陰を好む植物しか育たなさそうだからです。が、このマウンドの土を移動させる場所としては最適でした。しかも、ただの移動場所にするのでは能がないので、その土で築山を作ることにしました。
ひょうたんっぽい形の築山を作り、比較的半日陰でもよく育つセダムを庭の他の場所から移植しました。コケだと育てるのが難しいですが、セダムなら簡単です。よく繁殖するので、いずれきれいに築山全体をカバーしてくれることでしょう。
【移動先2:モミジの道のほとり】
「チグリスの流れ」のほとりに植えたモミジの周りには、下の写真のように土を盛って起伏をつけて、セダムで覆っていました。芝生またはコケに見立てたものですが、和風でもなく洋風でもない、独特のよい感じを出してくれています。この作り方、なかなかうまくいったので、ここにマウンドの土を移動して、もっと沢山の起伏を作ることにしました。
下の写真が起伏を増やしたばかりの状態の時です。小屋の前にはユリオプスデージーを3本植えていますが、それが育つのを待つまで、何もなく寂しい感じだったので、そこにも起伏を作りました。
《瀬戸の島々》
これらの起伏をみていると、3K Wiffyは彼女の原風景である瀬戸内海の島々をなんとなく思い出しました。庭のそれぞれの場所に名前をつけるのは面白いので、ここを「瀬戸の島々」と呼ぶことにしました。子供の時は嫌いだったふるさとですが、年を取ると若い時には理解できなかった良さに気が付きます。ふるさとに親しみが湧いてきて、懐かしさと誇りを感じるようになるのは、年齢を重ねたことへの贈り物みたいなものだなと思っています。
その後「瀬戸の島々」も徐々に各種セダムで覆って行きました。『瀬戸は ♪、日暮れて ♪、夕波小波~ (^^♪ 』と歌いながら、庭中のいろんな場所で増殖していたセダムを集めて移植するのは、楽しい作業でした。
《メインガーデン》
さて、マウンドも大分こじんまりしてきたので、いよいよメインガーデンに取り掛かります。まず、Kインズさんで園路になるレンガと砂利を購入して運んでもらいました。上の写真の西庭の園路のレンガと砂利はKメリさんで購入しましたが、商品は大変リーズナブルなのですが、思ったより配送料が高かったのが、車がなく他に運搬手段のない3K Wiffyには困りどころでした。S我のS旗という場所にあったKインズが閉店したから仕方がないと思っていたのですが、その後少し離れたG井駅の近くに大きなKインズがあるのに気づきました。そこからでもHighfieldのあるC市C央区は配達範囲なると確認して、注文に行きました。S旗のKインズのように「1万円以上の購入で配送料無料」とはいきませんでしたが、いくら運んでもらっても1回3000円というとても安い運送料でした。レンガと砂利はレッカー車が運んできて、下の写真のようにパレットごと置いていきました。
まず、マウンドの周りに円形にレンガを置いて、レンガの長さ20㎝×個数÷3.14で直径を計算すると、3.5mほどありました。予定は3mだったので、まだちょっと大きいです。でも、もう他に土を移動出来る場所もないし、デザイン的にもなんとか収まりそうだったので、他の場所にもレンガを置いて、園路の場所を決めて行きました。
上の写真が予定のデザインにレンガを置いて、園路内部の草を抜き、土をならしたところです。マウンドはちょっと大き目ですが、ほぼ予定の形になりました。園路の幅は全て80㎝にしています。広すぎず狭すぎずちょうどよい感じです。
土ならしは苦労しました。元々この土地を造成した時につけておいてもらった傾斜を上手に生かして、水はけの問題を起こさないようにならす必要があります。上の写真だとわかりますが、道路側から手前に向かってなだらかな斜面になっています。が、元々の造成では左右の高さが大分アンバランスだったので、レンガを置く前に、左右の高さがそろうようならしました。かなり土が固い部分もあり、スコップ1つでならすのは、肩や腰が痛くなる作業でした。また、マウンドの土を減らしても、左右の高さ合わせでまた土が出て、その始末で、ひょうたん型の築山はどんどん大きくなってしまいました。
《雑草シート敷》
次に雑草シートを敷き詰めて、Uピンで留めていきます。直線部の園路の敷き詰めは楽でした。
円形部の園路はシートを斜めに切って、2-3mくらいづつ、互い違いに貼って、なるたけ無駄を出さないようにしました。作業の日は6月半ばだったのですが、まだ梅雨には入っていなくて、まださして暑くもない、気持ちの良い風が吹く日でした。でも、シートが風であおられるので、石を置いたり手で押さえたり、余分な時間がかかりました。
他にも、作業中にアリの巣を4カ所も見つけたので、それを退治するのにも余分な時間を使いました。園路にかかる部分にも巣があったので、そのままにしておくことは出来ませんでした。ちなみにアリは、上の写真のように、巣穴に熱湯を注ぐのが、一番良い退治方法です。
また、円形の部分では、真ん中のマウンドの土が園路に落ちてくるのをふせぐため、雑草シートの端を上の写真のように残して置きました。
敷き終わったところを、道路側から見たところです。道路からだと、まず園路が縦に小屋に向かって1本通っていて、マウンドを迂回してそれをつなぐように円形の園路があり、更に左右に枝分かれの園路が伸びて、他の園路ともつながっているように見えます。予定のデザインに近いものが出来ました。道行く人からは「おー❤」の賛辞をいただきました。
園路の鳥観図です。
傾斜のある場所では、雑草シートは傾斜の上側のシートが下側に被さるように設置する必要があります。これを守らないと、後で砂利を敷いたときに、砂利がシートとシートの合間に入ってしまいます。すべてそうなってるのを確認後、Uピンで留めて行きました。
《パティオの増築》
鳥観図を見ると気づきますが、当初、小屋の前のパティオのラインがまっすぐで、このポタジェの円形の園路やモミジの園路の曲線とは合っていません。また少しパティオとしては面積が小さい感じもします。それで、パティオの前のラインも曲線にして、少し大きく広げることにしました。パティオは少し土を盛って高くしてあったので、増築部分にもマウンドから土を移して盛って、雑草シートを貼りました。
パティオのビフォアアフターです。「瀬戸の島々」もセダムで覆われてきています。作業の合間合間、特に雨の日の前日に移植しました。セダムの着きがよくなるからです。
《砂利敷》
以下は砂利を敷いて完成したところです。
まず、道路からみたところです。近接して撮った写真だと特にマウンドが目立ってしまいますが、実際はそれほどでもありません。
小屋前のパティオから見たところです。実際の広がりがわかるでしょうか?
Highfieldの角っこから見た園路のつながりです。
南側の柿の木の園路からみたところです。Gaijinsanが嬉しそうに園路を歩いています。Gaijinsanとの比較でマウンドの大きさや園路の幅の適切さ、前庭全体とのバランスがわかります。
大階段の上から見た前庭の様子です。
家のベランダから見た様子です。パティオと円形園路のバランスがきれいです。
《ご近所の反応》
散歩に通るご近所の方からは、
「私らみたいな田舎もんには、この庭は思いつかんわ。」
「なんか夢を見させてもらえるいう感じなんよね。次はどうするんか楽しみです。」
「お盆の上に箱庭を作る、いうのがあるけど、それの原寸大みたいなデザインですね。グッドですよ。」
「こりゃ庭師でないと出来ないような庭だわ。こんな仕事してたわけじゃないよね?すごいわ。」
「これ最初からこうしようと計画しとったん?全体がすごいいいように収まっとるわ。絵になるわ。」
と、絶賛されています。^_^v
これまで前庭は草抜きが大変だったので、草抜きが楽な庭にしようというのが、最初の1歩でした。園路の部分に加えて、築山や、モミジの園路に増えた起伏《瀬戸の島々》など、草抜きを必要とする部分が減って3K Wiffyも嬉しいです。
《パレットのデッキ》
もう一つ、開発の過程で、3K Wiffyには更なる開発のアイデアが浮かんでいました。レンガと砂利を運んでもらった廃材のパレット、そのまま置いておくと景観を損ねるし、捨てるとなると分解しなければなりません。分解はかなり大変な作業ですし、まだ強度のしっかりしたパレットなのでもったいない気もしました。思いついて、ペンキを塗って、ウッドデッキにすることにしました。
色は、白かモスグリーンかで悩んで、白にしました。正解だった気がします。
水性ペンキ、2度塗りしたら、なかなかきれいになりました。内側は1番手前の板だけ塗っていて、底になる反対側は塗っていません。
簡単ウッドデッキの出来上がりです。デッキの下には、防草シートを敷いてあります。土の上に直接置くより、虫の被害や木の腐食は防げると思います。これで、草抜きの必要な面積も更に減りました。
ペンキ代が1500円ほどかかっただけのチープなデッキですが、なかなかに見えます。夏の午後、この場所は小屋の日陰になるので、アウトドア用の折り畳みチェアを出して、道行く人に「ほーっ!いいですねぇ。」と言われながら、草取りの合間に涼むのもよさそうです。^_^v
前庭のポタジェにもペチュニアやミントのポットを置き色どりを添え、モミジの園路に密生していたハツユキソウや大葉、紫蘇を移植しました。夜の景観のために、ソーラーガーデンライトも設置しました。
【After】
園路があると、なかった時に比べて、より広々とした感じがします。
2階の窓から見た前庭です。奥に西庭が見えます。こっちはかなりグリーンに覆われてきています。ポタジェの前庭も今後、植栽に力を入れて行きます。
【前庭の造成にかかった費用】
・雑草シート(ザバーン 125BB 100㎝幅×50m) 12,800円 の30m分→7,680円
・雑草シート押さえピン(Uピン 100本) 2,278円
・砂利(10㎏×40袋) 336円×40=13,440円
・縁ブロック(ベルギー製 yellow 150個) 90円×150=13,500円
・縁ブロック(ベルギー製 red 50個) 90円×50=4,500円
・レンガ・砂利搬送費 3,000円
・パレット塗装用ペンキ代・刷毛代 1,645円
・ソーラーガーデンライト 220円×7=1,540円
合計 47,583円
※大階段から小屋までの園路10mの費用30,261円、
西庭のモミジの園路10mの費用25,716円と合わせると、103,560円です。
ポタジェに移植した大葉も大分大きくなりました。薬味が必要な時、ちぎって使っています。ポタジェのある幸せも感じるし、買えば高い大葉をふんだんに使える醍醐味も感じています。
真夏、大葉が育った様子です。縁に生えた白い花はユーフォルビアです。
2回目の春
ハイフィールド、2日目の春の様子です。
菜の花は今年も忘れずちゃんと咲いてくれました。
桜の土手からの様子です。去年と違うのは、園路が伸びていることと、特別出演のGaijinsanが映り込んでいることです。
菜の花とポピーのコラボです。
ポピーが小屋を彩ってくれています。
ポピーの向こうに西庭の園路が見えます。モミジの緑の葉が揺れています。
ポピーは園路に被さるように咲きました。
家の前庭は、今年はポピーに覆われました。道行く人に「自然のお花畑ですね」と言われています。
南庭の園路の盛り土の土手もポピーに覆われています。
西庭の園路もグリーンに覆われて来ました。
チグリス川の水路とユーフラテス川の水路(奥に半分しか見えていませんが)のほとりがグリーンを帯びているのは、コスモスを移植したからです。このコスモスは、雨水の流れに乗って、南庭の花壇周辺から流れて来た種が、大量にチグリス水路内で目を出していたので、水路のほとりに沿って、きれいに植え替えたものです。一昨年に種を撒いたキリなのに、さすがコスモスは強いです。
園路の左のモミジの根元の周りに起伏を作るため、小山を盛ってセダムを植えたのが、黄色い花を咲かせています。園路の右のモミジの傍には、秋の庭のため、家の前庭から菊を移植しました。また、初雪草もたくさん芽吹いていたので、園路に沿って、等間隔に移植してあります。夏も楽しみです。
西庭の前の新しい道路も散歩で歩く人が増えました。我が家の園路と植物を見て、「目の保養になる。」「歩く楽しみが増えた。」と言ってくださっています。
西庭の開発
Highfieldの西庭には、小屋を建て、小屋まで園路を作って、その後は夏の草抜きなどの手入れはしていましたが、これ以降どう作っていくか迷っていました。家が1軒建つ広さの四角い庭で、可能性が自由すぎたのです。またGaijinsanが購入した土地なので、彼の意見を尊重する必要もありますが、彼自身は特に「こうしたい」という考えはありませんでした。すぐ隣に家がある圧迫感が嫌だから、土地を買ったというのが本音です。確かにこの土地がなく、すぐ傍にこの隣家があったら、息苦しい感じがしたでしょう。
お隣は8人家族で、敷地目いっぱいに大きな家を建てました。われらが小屋も園路もなく、いきなりこの家がすぐ傍にあったらと思うと、Gaijinsanに土地を買ってもらっててよかったです。
ただ、この西庭、秋・冬・春はよいのですが、梅雨の時期には水はけが悪くなり、特に台風などで豪雨が降ると水浸しになっていました。
これは2019年の10月の台風21号の時の写真で、HighfieldのあるC市は、大雨に見舞われました。小屋までの園路を作る前です。上の写真のように南庭から流れて来た雨水や、小屋の屋根からの雨水が、西庭いっぱいにたまっていました。
ある早春の豪雨の時、一瞬晴れたスキに、たまりかねた3K Wiffyは水の流れを作りました。大自然の中では、水は低い土地を見つけて流れて行き、せせらぎを作ります。暗渠とか側溝とか設置することも考えましたが、せっかく広いんだから、自然のランドスケープの中のせせらぎに見立てた溝で行こう、それで水はけを改善できないかと思ったのです。
南庭からの水を流すために、小屋の前側から用水路に流れるように掘った溝をチグリス、小屋の屋根の雨水を集めて小屋の裏側から用水路に流れる溝をユーフラテスと呼ぶことにしました。(チグリス川とユーフラテス川にはさまれた三角地帯は言わずと知れたメソポタミアですが、その呼び名は使っていません。)
水は面白いように流れていき、あっという間に配水されて行きました。その後は大雨のすぐ後でも、それほど西庭に水は溜まらなくなりました。
大雨のすぐ後でもこの程度です。この水たまりくらいだと数時間で浸み込んでなくなります。
その後チグリス川は、西庭の少し高くなっている地面に降った雨水も集めて流れるよう、土地の低い部分を這うように少し流れを変えました。小屋の屋根の雨どいからあふれる水も集められる位置にしています。また、チグリスの向こう側、その少し高くなっている地面に、イロハモミジをWの字の配置で5本植えました。このモミジが水を吸ってくれることも計算しています。
流れを変えたチグリス川の様子です。イロハモミジは、今はひょろんと棒のようなのが5本立っているのに気づくかどうかという存在ですが、育ってきたら存在感も出てくるでしょう。将来モミジの木立の木漏れ日の中を歩けたら素敵だと思い、モミジを選びました。Gaijinsanもモミジは大好きです。
このモミジの間を縫って、園路を作り、小屋から新築の隣家の並んだ道路まで、道をつなげることにしました。そうすれば、わが家の前から大階段を降り小屋の前を通りお向かいさん前の道路まで、足を汚さないで歩け、雨の日に回覧板を持っていくのも平気です。モミジが育って木漏れ日の中を歩くにも園路があれば素敵です。
まずレンガを置いて、園路の形を決めました。次に園路内部の草を抜いて地面をならし、防草シートを敷く準備をしました。
防草シート(ザバーン)を敷いているところです。園路を測ると10mだったので、1m幅を10m買ったのですが、カーブがあるので、考えてカットして配置しないと足りなくなります。配置に少し頭を使いました。
防草シートは上手に配置でき、Uピンで押さえました。きれいな仕上がりに満足です。
砂利を敷いて完成したところです。小屋までの園路を作った後、10袋残っていたので、まずそれを敷いて、足りなかったので10袋買い足しました。どちらもミックスクラッシュという名前で、ネット上で確認した限り、まったく同じ砂利に見えたのですが、残っていた分はKインズ、買い足し分はKメリからの購入で、実物は少し種類が違っていました。うまく混ぜて敷いてわからなくしています。なお、買い足し分をKインズから買わなかったのは、近くのお店が残念ながら閉店してしまったからです。
ガーデンライトをせせらぎのほとりから、園路に沿った場所に移動させ、夜も歩けるようにしました。最後に「よく咲くスミレ」のポットを彩りに置きました。
かわいい出来上がりに大満足です。道行く人からは「メルヘン」などと呼ばれています。これでHighfieldの園路は、大階段下から小屋までが6m+小屋の前が4mの10m、小屋から道路までが10mと、全長20mになりました。
小屋の前から新しい園路の間にチグリスのせせらぎがあり、今はぴょんとまたいで越えていますが、いずれ手作りの木の橋でも架けようかと思っています。
【園路の造成にかかった費用】
・雑草シート(ザバーン 125BB 100㎝幅×10m) 3,850円
・雑草シート押さえピン(Uピン 50本) 1,668円
・砂利(10㎏×20袋) 298円×20=5,960円
・縁ブロック(ベルギー製 yellow 100個) 50円×100=5,000円
・レンガ搬送費4,400円+砂利搬送費2,200円 6,600円
・ソーラーガーデンライト 220円×12=2,640円
合計 25,716円
※大階段から小屋までの園路の費用30,261円と合わせると20m分で55,977円です。
以下は、ソーラーガーデンライトが点灯した時の様子です。夜、帰宅した際、明かりで庭が満たされているのは、特別に出迎えしてもらっているような、嬉しい気持ちになります。
<夏が来て>
モミジの周りに作った起伏を移植したセダムが覆っています。園路に沿って、自生のユーフォルビアのハツユキソウを移植したものが満開です。コスモスも1昨年の種から今年もいたるところに芽を出して来たので、いろいろな場所に移植したものが、咲き始めました。
西庭の園路越しに見たハイフィールドです。園路から家まで、絵になって来ました。風に吹かれる花を見ながら園路を歩くと、とてもよい気持ちになり、夏の草抜きも報われる幸せを感じます。
そして、秋には・・・
コスモスが満開の頃の西庭です。
コスモスは花ガラを摘まないと、ずっときれいには咲いてくれません。3K Wiffyの秋の庭仕事は連日の花ガラ摘みでした。量が多いので、毎日1時間くらいかかります。でもおかげで2か月近くコスモスはきれいに咲いてくれました。また、道行く人たちから、「コロナでどこにもいけないけど、お宅の庭で憩ってます。」などと言われました。腰の痛みも吹き飛ぶ言葉でした。
南庭の再開発
春が来ました。芝生の緑が美しくなっていく時期です。3K Wiffyは、南庭に芝を追加し、ゆるやかな斜面の平らなところだけでなく、土盛りのマウンドも芝でカバーすることにしました。
小階段のリフォーム
小階段は、DIY最初の試みで、色々甘かったため、芝を貼って形が決まってしまう前に修正が必要でした。擬木階段を1段分買い足し、コニファーの幹で作っていた最下段の階段を入れ替えました。
<BEFORE>
この小階段、階段幅が長すぎて、最下段が土盛りのマウンドからはみ出していました。見栄えのため、階段幅もを調整して、階段をマウンドの大きさに合わせてきれいに収める必要がありました。
<AFTER>
追加した芝を貼りました
姫高麗芝を、昨年の秋同様10㎡分購入しました。
<BEFORE>
芝を置いた斜面の脇に、水の流れた後の水路のような部分が出来ているのがわかります。南庭の水はけのため、この部分を雨が降ったら出来る小川として残して、芝を貼ることにしました。
<AFTER>
小川に向かって雨が流れるように、芝生の地面の高低が作ってあるのがわかるでしょうか?3K Wiffyも進歩しました。
残念なことに、秋に貼った芝に、少しブラウンパッチが出来ていました。白い丸い斑点がそれです。ブラウンパッチの原因は、高温・多湿・窒素肥料過多です。冬だったので、高温・多湿はなかったので、元畑だったための窒素過多かと推測されます。きれいな緑になるよう薬を施しケアしていく予定です。
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その後1か月ほどで、芝の緑も濃くなってきました。オーソサイドの2回の散布の後、ブラウンパッチも薄くなりました。
このコスモスは昨年花壇に撒いたコスモスから自然に育ったものです。涼しげな草姿が初夏のHighfiedに涼を添えています。その生命力には驚きと更に感謝の念さえ抱きました。
マウンドの下部の立ち上がり部分は、芝ではきれいに覆えず、ギザギザなラインの少しみっともない仕上がりになっていましたが、この焼杉フェンスで隠すと、一気に雰囲気が上がりました。
Dイソーの新製品、200円のソーラーガーデンライト6個のお蔭で、夜も楽しめる庭になりました。Dイソーのデビュー品には、時にまったく100円ショップの品とは思えない掘り出しものがあります。
【南庭にかかった追加費用】
・階段(1段分) 5,940円
・芝生(姫高麗芝 10㎡) 14,750円 (オンライン)
・芝生(姫高麗芝 4㎡) 3,948円 (S忠ホームズ)
・焼杉ガーデンフェンス 7ケ 756円 (Dイソー)
・ソーラーガーデンライト 6ケ 1,296円 (Dイソー)
合計 26,690円
※南庭開発にかかった費用は、これで全部で126,000円ほどになりました。
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<1年後の夏>
健康なグリーンの芝が広がっています。マウンドの下は、焼杉フェンスを覆ってしまう勢いで芝が広がったので、これ以上は広がらないように、新たにストッパーを設置して、芝の根が伸びるのを防いでいます。
小川も芝で覆われ、土が見えなくなりました。大雨が降ると小川に水は流れていますが、もう土は流れなくなりました。やはり、斜面は芝で覆って正解でした。ガーデンライトの夕暮れがムーミン谷のようだと言われましたが、1年たっても雰囲気はそのままです。
上から見た芝生です。ブラウンパッチはすっかり消えました。また、小階段のステップもきれいに芝で覆われました。
花壇の真ん中に植えたミモザ、植えた時は80㎝ほどでしたが1年で2m以上に育ちました。ほっておくとどんどん伸びて5mくらいにまで育つそうなので、2.5mくらいでトップを選定する予定です。幹が太くなるまでは倒れやすい木でもあるので、こじんまりと育てたいと思います。春、黄色い花をいっぱいつけてくれるのが楽しみです。
Highfieldの開発から1年の春、また固定資産税が来ました
開発を始めて1年、Highfieldの周りは、また桜と菜の花できれいに彩られました。
1年たって、また固定資産税が来ました。C市は、今年は敷地全体を1つの宅地として評価してくれていて、昨年より5万円ほど下がっていました。努力が実りました。^_^